月夜の雨
響く雨の音 隠る月夜を
目に 焼いたのは何故
連ぬ指の先 解けてしまえば
もう戻りもしない
佇んだ車灯さえ 淀む様な夜だった
悲しみを拭う 篠突く雨に打たれながら
強くはない僕らは歩いていく
子供の様に 泣き声を吐くでもないまま
肩を揺らしそれぞれの方へ
溶ける夜の色 分かつ白線
手に受けたのは何時
囁いた言葉さえ 消えるような夜だった
水に浮かべた後悔や希は流れて
誰かの元で花の片となり
子供のように他愛のない笑みで照らす
月の明かりの届かぬ場所へ
Music,Words / Yuichi Yoshida (Vocal,Instrument)
Guest / Masayo Nakahata (Drums)