夏の光

夏の光

夏の光消えてしまう様
僕ら 淡い それでいてとても
甘い霧に包み込まれている
それは多分一時の心地

僕らは今だけ誰よりも幸福で

いつか来る終わりの
その時に 輝く星の様に
煌めいてしまったから
もうすぐにサヨナラを
口移しで告げたら
夏の光消える様に
手を離そう

覚めた夢が思い出ぬ様
僕らもまた思い出せないで
色の無いままのこの世界を
涙で七色に染めようか

僕らはもう二度と
出会うこと ないけれど

いつかまた終わりの瞬間の
冷たい君の手の
温もりを思い出して
懐かしく淋しい夢を見たら
届くはずもないこの手を
伸ばしてしまうのだろう

 

Music,Words / Yuichi Yoshida (Vocal,Instrument)


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